2025年10月4日土曜日

ボリシャルからフェニへ~インド・バングラデシュ旅行2025(10日目)

 2025年9月27日(土)、この日はまだボリシャルに滞在中。

昨夜は4:30に目覚ましを掛けて寝たところ、目覚ましが鳴りだす前の4:10頃目が覚めた。荷物を纏め、まだ真っ暗な4:50ホテルを出発。フェリーが出るロンチガートに向かう。


今日はここボリシャルからフェリーでモジュチョードリハット(Moju Chowdhury Hat)というところに行く予定。15分ほど歩いてロンチガートに到着。


これがモジュチョードリハット行きのフェリーとのこと。並んでいる中ではかなり大きめのフェリー。ただ、チケット窓口などはなく、はてどうしたものか?


とりあえず開いている屋台でチャー(5タカ)を飲み、フェリーに乗ってみると、もうすでに結構な乗客が乗り込んでいた。


聞いてみると、チケットは後で船内で買うシステムのよう。私も席を確保して出発を待つ。


すると定刻の6:00ボリシャルのロンチガートを出発。


ゆっくりと東に向かって進みだした。


乗船率は8割と言ったところ。


こちらは2階の船室。


ボリシャルからまずは、それ程川幅のないキルトンコラ川を下っていく。


思ったより速い速度でスイスイ進んでいく印象。


しばらくすると船掌が回ってきてチケットを購入。ボリシャルからモジュチョードリハットまでは400タカ。そこそこ長い距離の路線なのに、乗客名簿とかはないらしい。沈没したら身元不明間違いなし。


船の売店で改めて朝食。


カステラのようなパン1切れとチャーで35タカと高め。


7:50最初の寄港地Mehendiganj Launch Terminalに到着。そこそこの乗り降りがあった。


8:00出発。


途中小型船が近づいてきて、一人の乗客が乗り移った。こういう途中下船方法もあるのか。


9:00、2箇所目の寄港地Elisha Ferry Ghatに到着。


南アジア定番のスナック、スパイシーぽん菓子屋が出ていたので購入。


程よいスパイシー加減にライムが効いていてうまい。20タカ。


9:35エリシャを出発。ここで結構な客が乗り込んできてほぼ満席に。ここからは広大なメグナ川の河口域を横断する。


船内にはバス会社の人も結構乗り込んでいて、主にこの先のチッタゴンまでのバスチケットを販売していた。私もチッタゴンに行くつもりなのだが、今日行くと日が暮れてしまいそうなので、途中のフェニという町まで行くことにしてチケットを買っておいた。


しかしメグナ川を半分ちょっとくらい渡ったところで10時半頃俄にスローダウン。と思ったら止まってしまった。どうやら浅瀬に座礁した模様。毎日運行していてもこんなことがあるのか?デルタ地帯なので、雨の度に川底の状況が変わったりするのかな。


突っ込んでいる竹竿を見ていると、水深1mくらいしかなさそう。ただよくあることなのか、船内に緊張感はないので席に戻った。しかし、うとうとしながら待っても動く気配なし。


そのうち船員がメガホンで何やら説明を始めて俄然船内が慌ただしくなってきた。どうやらボートに乗り換えることになるらしい。


私も何とか第1陣のボートに乗ることができた。押し合いへし合いではあったけど、そこそこ秩序が保たれていたのはさすがバングラデシュ。これがインドだったらとんでもないことになってそう。


12:38フェリーを脱出!写真は第2陣のボート。


遮るもののない炎天下、難民船のようなすし詰め状態。明らかに定員オーバーなので、荷重が偏らないように船員が指示を出して乗客が少し移動する。


1時間ほど進んでようやくモジュチョードリハットに到着。


13:45無事生還することができた。1時間とは言え、なかなかハードな船旅だった。


日差しにやられて酷く疲れたが、まだ先は長い。


港からそのまま歩くとバス溜まりがあったので、チケットを見せて教えられたバスに乗り込んだ。


14:15モジュチョードリハット発、フェニまでは200タカ。昼食を食べ損なったので、まだ残っていた日本から持ってきた非常食お菓子でしのいだ。


一応舗装はされているけど、穴ボコだらけのとんでもないでこぼこ道を進む。


このルートはバイパスがないので、市街地を通過するたびに渋滞する。


昔ながらのバングラ旅。


16:30ダッカ・チッタゴンを結ぶバイパス合流点で下車。


ここからフェニ市街までは2kmほど。疲れたので乗り合いオート乗りたいところだけど、すぐに出そうなのが見当たらないので歩く。


その前にまずはチャー休憩。


ここは粉ミルクを使ったミルクティーが10タカ。


フェニは高いビルが並ぶ、思っていたより遥かに大きな大都会だった。


ホテルは、2軒目に入ったHotel Gaziでまあまあちゃんとした蚊帳付きのダブルが500タカだったので無事決着。


手早く水浴びと洗濯を済ませて夕食へ。こういうでかい町って、食堂探しが難航するんだよなあ。。。


ようやく見つけた、タンドーリルティが食べられそうな店に入った。ノンベジはチキンしかなさそうなのでチキンを注文。


出てきたのはチキンチャップ。チキンの甘辛炒め煮のようなもの。悪くはなかったけど、普通のチキンカレーが食べたかったんだよなあ。。。やや不満の残る145タカ。


食後のチャー。


ここはしょうがやレモンと共にティーバッグにお湯が注がれて出てきた。10タカ。


まだ物足りない気分なので、露店でマンゴーを買って帰った。3個、約600gで100タカ。


部屋に戻って、マンゴーを2つ食べてようやく長かった一日を終えたのだった。フェリー座礁からの脱出とか二度と御免ではあるけど、貴重ないい経験ができたと前向きに捉えたい。疲れたので、蚊帳をセットしてとっとと寝よう。