2025年10月6日月曜日

フェニからクミッラへ~インド・バングラデシュ旅行2025(12日目)

 2025年9月29日(月)、現在バングラデシュ東部のフェニという町に滞在中。

案の定下痢に見舞われて昨夜も何度かトイレに駆け込んだものの、それ程酷い状況ではなさそう。昨日は19時頃には床に就いたので3時過ぎには目が覚めてしまった。今日は移動することにしてゆっくり準備。白湯を作って飲み、6時半頃ホテルをチェックアウトして出発した。


ここからはチッタゴン、コックスバザールとインドシナ半島に続くバングラデシュ南東部を巡ってみようと思っていたのだが、残りの日数を考えると行って戻ってくるだけの慌ただしい旅になりそう。チッタゴンやコックスバザールはまたの機会に取っておくことにして、今回はここでUターンしてベナポール国境方面に戻っていくことにした。


今日はここフェニから60kmほど北上してクミッラという町に行ってみる。調べてみると7:31発の列車があるので、それに乗ろうと駅に向かった。日雇い労働者だろうか、早朝から物凄い数の人が集まっていた。


6:40フェニ駅に到着。窓口に並んでクミッラに行きたいと言うと、「クミッラはあ〜だこ〜だ」と言われてなぜか反対方向のチッタゴン行きのチケットを買わされた。クミッラまでは80タカのはずが、チッタゴンまでの90タカ払った。


まあどうせ立ち席だし、よくわからないけどクミッラ方面行きに乗ってしまえば問題ないだろう。まだ時間があるので近くの茶店でチャーを飲んで栄養補給しておく。


ここは練乳入りのドゥチャーが10タカ。


駅に戻って待っていると、乗りたい列車かどうかはわからないが7:45北に向かう列車が来たので乗り込んだ。


バングラデシュ国鉄は外国人でもバングラデシュの電話番号があればオンラインでチケットが買えそうなのだが、直近の列車はほぼ売り切れ。窓口で立ち席を買うことになる。


9:17クミッラに到着。立ち席客か、無賃乗車なのか、未だに列車の屋根に乗っている人がいるバングラデシュの鉄道。


向こうに歩道橋が見えるが、みんなに倣って線路を横断。バングラデシュにはイギリス植民地時代に整備された広軌の線路(主に西部)と東パキスタン時代に整備されたメーターゲージ(主に東部)があるらしいのだが、ここは併用軌道のよう。


クミッラ駅の外観。


駅を出ると、町の中心部カンディルパル(Kandir Par)に行く乗り合いオートがあったので乗り込んだ。


バングラデシュではナンバープレートもベンガル文字(数字)という徹底ぶり。


10分ほどでカンディルパルに到着。2kmほどの距離だが、10タカと激安だった。カンディルパルのロータリーこそバングラらしい混沌ぶりだが、


クミッラは道幅が広すぎず、大味じゃないのは結構好みの雰囲気。早速ホテル探しに掛かる。


クミッラには初めてバングラデシュを訪れた25年前に来たような曖昧な記憶があるのだが、何となく見覚えのある景色、やはり間違いなさそう。


それはさておき、最初に入ったRajmoni Hotel、


くたびれていて狭いけど、窓が大きくて明るい部屋が400タカで即決。


小袋のシャンプーと石鹸と共に、極太の蚊取り線香も貰えた。さて、まだ体調が万全ではないので昼食はパスすることにしたが、お昼を回ったところで散策がてらチャーでも飲みに行こうと出掛けることに。


朝は閑散としていたホテル前の通り、この時間にはびっくりするくらいの大賑わいだった。


まずは恒例の市場見学。近くのラージゴンジバザール(Rajiganj Bazar)を覗いてみる。


狭い路地に店がひしめくラジゴンジバザール。


魚屋エリア。


やはり人気のヒルシャと、


鯉科の淡水魚が殆どでそれほど惹かれず。


メータークラスの大物も。


こちらはアヒルと鶏の露店。


市場を歩いていると、大粒の雨がぽたぽた落ちてきたので茶店に退避。瞬く間に土砂降りになった。


ここは生乳を使ったドゥチャーが15タカ。


雨が止んで日が射してきたところで部屋に戻った。水浴び、洗濯、旅日記作成のルーティンワークをこなし、ようやく少し空腹感を感じるようになってきたが、ここは慎重にリハビリしようと夕食はバナナにした。


小さめのバナナだけど、これが意外に高くて1房7個で70タカ。1個10タカということらしい。これで明日の朝にはすっかり回復していればいいのだけど。。。