この町に立ち寄ったのは、サングラ渓谷を流れるバスパ川がマス釣りのスポットとして有名で、もしかしたら釣りができるかも、と思ったからだった。あまり知られていないが、インドのいくつかの川にはマスが移植されていて、過去には南部ニルギリ高地のウーティー近辺やマナリの近くでニジマスやブラウントラウトを釣ったことがある。
マス釣りで有名なバスパ川。この時期は泥濁りで釣りにならず |
バスパ川は1920年代にインドで初めてマスが移植された場所とのこと。ただし、今回は川は泥濁りで全く釣りになりそうにないため、早々にあきらめた。
朝のサングラの町。天気は下り坂のよう |
サングラ自体には特に見どころはないけど、旅行人ノートによると山を少し上ったところにあるカムルー村(Kamru)に木造のヒンズー教寺院があるとのことで行ってみた。
サングラの上に広がるカムルー村。一番上のほうに木造寺院が見える |
15分ほどで村の一番奥にあるお寺に到着、見学させてもらう。お寺はサラハンのビーマカーリー寺院を小ぶりにした感じ。ちょうど朝食時だったのだろうか、警備員のおばちゃんからチャイとチャパティーをごちそうになった。
カムルー村のヒンズー教寺院。警備員のおばちゃん |
サングラに戻り、宿をチェックアウトして渓谷の奥にあるチットクル(Chitkul)に向かう。バススタンドでチットクル行きはこれだ、と言われたのはバスではなく、ジープだった。
サングラーチットクルを結ぶガバメント・タクシー |
ガバメント・タクシーと言われていて、時間帯によってバスとタクシーが運行しているようだ。10:55発、チットクルまで60ルピー。
サングラから一段と標高を上げ、途中パスポート・チェックを受けた後、12時半頃チットクルに到着。
サングラ渓谷の奥、チットクル街並み |
バススタンド周辺の宿をいくつか当たってみるが、どこも700~800ルピーくらいでやや高い。Rani Guest Houseの女主人から、安い部屋なら村内にあるAmarかRajに行け、と教えられたので、とりあえず村人に聞いてRaj Guest Houseに行ってみた。
チットクルの村内にあるRaj Guest House |
Raj Guest Houseはかなりくたびれた宿でバス、トイレも別だったが、1泊400ルピーとのことでここに決定。部屋のクオリティーからすると400ルピーでも高い気がしたが、たしか18歳だと言っていた若い兄ちゃんが食事やら何やかんやをいろいろと世話してくれた。
チットクル Raj Guest Houseの部屋の様子 |
昼食後、バスパ川沿いを少しさかのぼって軍のチェックポストまで行ってみる。途中、神輿の行列に遭遇。宿の兄ちゃんがお神輿を担いでいた。
キナウルの神輿行列 |
この日は雲が多いのが残念だったが、チットクルは景色のいいところだった。ここは外国人旅行者よりも、バイクや車で来ているインド人旅行者がやたらと多かった。
チットクルの町からバスパ川を臨む |
ここまで、サングラまでは問題なくネットに繋がっていたが、チットクルには電波が来てないとのこと。デリーでキャッシングした分を今朝サングラで繰り上げ返済した(10000ルピー=16077円)のだが、いいタイミングだったようだ。この日はワールドカップの日本×ベルギー戦の日で、同じ宿に泊まっていたフィンランド人は、テレビが視られる場所を見つけたとのことで出掛けて行った。夕方から雨が降り始めたこともあり、自分は眠かったので早々に床に就いた。
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