さらに南下していく予定だけど、途中安宿がありそうなところがないため、ビサヤ諸島のサマール島、カルバヨグまで行くことにした。結構時間がかかりそうなのでちょっと早めの6時頃起き出し、朝食に向かうも、まだ開いている店がなかったため、部屋に戻って先に荷造りをしておく。
朝食はホテル近くの食堂で、焼きそばと目玉焼きでP20。7時前には部屋に戻って、トイレを済ませて出発したかったけど、フィリピン人は朝に水浴びする習慣があるのか、バスルームが大渋滞。カタリーナズ・ロッジング・ハウスは安くて良かったけど、20部屋くらいあるにも関わらず、トイレ兼シャワールームが男女用各1つずつしかないのが難点か。結局だいぶ待たされて7時40分ごろホテルを出た。
とりあえずレガスピのバスターミナル、グランドセントラル・ターミナルに向かう。大げさな名前だなあと思っていると、かなり新しめの大きなターミナルだった。カルバヨグに行くためのは、サマール島への船が出るルソン島の最南端、マトゥノグ(Matnog)に行く必要があるが、マトゥノグまで行くバスはない。聞いてみると、ソルソゴン(Sorsogon)に行ってバスを乗り換えればいいとのこと。止まっていたソルソゴン行きの普通バスに乗り込むと間もなく、8:10頃出発した。ソルソゴンまでP74。この日は快晴で、煙を吐き出すマヨン火山がきれいに見えた。
ソルソゴンへのバスから見えたマヨン火山 |
10:10頃ソルソゴンに到着。ここでマトゥノグ行きのバスを探してみると、マトゥノグ行きはなく、ブラン(Bulan)行きに乗ってマトゥノグ方面とのジャンクションで降り、そこからはジプニーかトライシクルで行くことになると丁寧に教えてくれた。バスを待つ間、売店でコーヒー(P15)を注文して飲んでいるとブラン行きのバスはすぐにやってきたのでコーヒーを持って慌てて乗り込んだ。ちなみにフィリピンのコーヒーは店先にぶら下がっているコピコ、ネスカフェ、ミロなどのコーヒーミックスを選んでコップにお湯を入れてもらうシステムでだいたいP10~15。
やってきたのはエアコンバスで、ジャンクションまでと言えば通じた。10:30頃発、ジャンクションまでP80。11:30頃ブラン方面とマトゥノグ方面に分かれる三叉路に到着。バスを降りるとトライシクルの運転手が寄ってきてマトゥノグまでスペシャルプライスでP200だと言ってきたがジプニーを待つことに。ジプニーはほどなくやってきた。ただは既に満員で、中には乗れず、仕方なく後ろの縁につかまって立つことに。11:40頃発、マトゥノグまではP25だった。
ジャンクションからマトゥノグまではジプニーの外側に立って乗ることに |
12:10頃マトゥノグに到着。ジプニーの外側はスピードが出るとかなりスリルがある。自分的には30分くらいが限界か。ジプニーはマトゥノグの港のすぐ近くまで行く。港でサマール島の玄関口、アレンまでのチケットを買う。マトゥノグ~アレンはP120、次の便は13:30頃発とのことで、昼食を食べて待つことにした。昼食は港の食堂で、アジの煮物、豚肉に炒め物、スープとご飯でP105。アジの煮物がうまかった。
ルソン島とサマール島を結ぶフェリー |
昼食後、ターミナルフィーP30を払ってフェリーに乗り込む。バスや車も積める大型のフェリーだった。13:40頃、名残惜しくもルソン島を出発。途中横殴りの雨が降ったりしたが、15:10頃、アレンに着く頃には天気も回復。アレンの港を出るとカルバヨグ行きのジプニーが待っており、すぐに乗り込む。こちらもほぼ満員だったけど、なんとか席を開けてもらえて中に乗れた。15:15発、カルバヨグまでP100。それからも続々と人が乗り込んできて車内は大混雑。通路に木製のベンチを出して座り、入り口に木の板を渡して座り、男は屋根の上や縁に掴まる。ただ、フィリピンではホスピタリティーが徹底していて、お年寄りや女性が乗ってくると若い男性はさっと自分から外に出て行く。こういうのはちょっと感動ものです。
しばらくするとだんだん乗客も降りていき、ゆったり座れるようになった。ただ、ジプニーの欠点は窓が目線の下にあってけしきがよく見えないこと。アレンからカルバヨグまでは海沿いを走っているのにもったいない感じがした。カルバヨグには既に日が暮れた17:40頃到着。とりあえずバスターミナルの横に看板がでていたホテルに行ってみるも、レストランは営業しているものの、ホテルは「Temporary closed」とのこと。次に目をつけていた地球の歩き方やロンプラにも載っているEduardo's Tourist Hotelも閉鎖中。さらに見つけたもう1軒も「For Sale」となっている。どうなっているんだカルバヨグは。。。
路頭に迷いそうになるけど、こんな時はネット頼み。検索してみると、Agodaで町から3kmほど離れたサン・ポリカルポ(San Polikarpo)にあるS&R Bed and Breakfastが1000円くらいで見つかった。急いで予約すると、1000円ではなくP1000だった。税金などをいれてP1166.12、約2500円。日本で2500円のホテルというと激安の部類だけど、節約旅行中の私には痛い出費。他に選択肢がないので仕方ない。せめてホテルまで歩いていくことに。その前に町中で夕食を済ませることにした。ぱっと目に付いたローカルなファストフード店に入ってみる。フライドチキン2個とご飯2食分でP70。おいしかったけど栄養の偏りが半端ない。フィリピンに来てからほとんどタンパク質と炭水化物しか捕っていないのでお通じが非常に悪いのが気にいなるところ。この店は次から次に客が殺到している人気店だった。
大人気のローカル・ファーストフード「クリスピー・キング」 |
道はジプニーで走ってきたパン・フィリピン・ハイウェイを戻ることになる。30分ほど歩いて19:20頃ようやくホテルにたどり着いた。そこは2500円では安すぎるようなきれいなホテルだった。もちろんホットシャワー付きなんだけど使い方が解らず、面倒なので水のまま浴びた。後は洗濯をして、近所の雑貨屋でビールの大瓶(P100)を買ってやっと一息着いたのだった。。。
カルバヨグのホテル、S&R Bed and Breakfastの部屋の様子 |
関連記事:マヨン火山とダラガ教会~2018年11月フィリピン旅日記その4
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