2021年2月21日日曜日

配当金生活を目指すポートフォリオ(2021年2月)~アルトリア投資からの撤退を決意!

 配当金生活を目指して運用しているコア・ポートフォリオ、2021年2月の運用状態です。

参考記事:配当金生活を目指すポートフォリオ(2021年1月)

ゲームストップ騒動で調整するかと思われた米国株式ですが、2月に入るとすぐに持ち直して再び上昇基調に。世の中不景気といわれているのに日経平均なんかとうとう3万円を突破。ちょっと前までは2万5千円も大きな壁と思われていたのに、大丈夫なのかと心配になってきます。

さすがに金利の急上昇もあってナスダックは一休みといったところですが、ダウは連日の最高値更新が続きました。そんなこともあって今回は利益確定、銘柄入れ替えなど結構激しく動いています。


まず懸案のアルトリア(MO)は相変わらず買い戻せず。いろいろと考えた結果、これも何かの縁と考え、配当はいいものの長い間私のポートフォリオの足を引っ張り続けてきたアルトリアからは撤退することに決めました。

アルトリアは確かマリファナ関連の会社にも出資していて、将来もそこそこ有望ではあると思うけど、個人的にはたばこ産業は間違いなくこれから衰退していくと思うし、フィリップモリス(PM)だけで十分じゃないかと思えてきたのだった。

そこで別の銘柄に入れ替えることも考えたけど、他に欲しいと思える銘柄もないので生活必需品セクターは今保有しているフィリップモリス、ペプシコ(PEP)、ユニリーバ(UL)の3銘柄を買い増していくことにしました。

ここのところ軟調だったユニリーバとペプシコはさっそく買い増し。当初の目標量の仕込みは完了しました。フィリップモリスはやや割高感があるのでもう少し様子見。まだ生活必需品セクターの比率が低いので、ユニリーバとペプシコもさらに下げるようならさらに買い増すつもり。

そして好決算で爆上げしたアルファベット(GOOG)を一旦全売却。売却後もまだ上がっているけど気にしない。こちらは一応益出しのつもりなので、また下がってくるようなことがあったら少し買い直すかも。

それと先月に引き続きベライゾン(VZ)も少し買い増し。代わりに値上がりしたAT&Tを一部売却。ベライゾンはもう少し買いたいと指値を入れていたけど、指さる前にバフェットが買っていることが判明して反転してしまいました。しばらく買い増しは無理かな。

さらに公益セクターのドミニオン・エナジー(D)をサザン(SO)に入れ替え。ドミニオンは昨年バフェットのバークシャーに天然ガス事業を売却して好転するかと期待していたけど、ここにきての天然ガスの価格高騰などを見ると裏目に出たみたい。

公益セクターのなかでもひときわ弱含んでいるようなので利益が出ているうちに入れ替えることにしました。入れ替え先は最初に公益株に投資する際、ドミニオンにするかこっちにするか悩んでいたサザン。当時はは建設中の原発が不安材料だったけど今のところ順調に進んでいる模様。

サザンは連続増配ではないけど、70年くらいに渡って一度も減配していないなかなかの優良株。この金利上昇局面、どっちにしても公益株には逆風だと思うけど、より安定感があって配当利回りも高いサザンに乗り換えてみることにしました。

さらに金利上昇で絶賛爆上げ中のウェルズファーゴ(WFC)を全売却。比較的身近な商業銀行とは言え、やはり銀行株はブラックボックス。持っていて全く安心感がないし愛着がわかない。売却後も連日上昇しているのでかなり早まってしまった感はありますが。。。

私のポートフォリオでは5%を振り分けている景気敏感枠、コロナショックで大幅減配したオイルメジャーのロイヤルダッチシェル(RDS.B)から乗り換えましたが、こちらもさらに大きく減配。もう十分に利益が乗ったので全部売りました。

ここはまた別の景気敏感株に置き換えるつもりですが、今は機会をうかがっているところ。さすがに金融株以外の景気敏感株も軒並み上昇しているのでなかなか手が出しにくい状況。もう少しじっくり考えて、この大波が一服してから次の投資先に投資しようと思います。



  • 前月比:+0.1%(調整後:+0.1%)
  • 年初来:+6.6%(調整後:+6.6%)

ということで大改造中の私のポートフォリオ。キャッシュポジションが積みあがっていますが、さすがにそろそろ調整すると思うので、より強固で安定的なポートフォリオにすべく、焦らずじっくり構えていこうと思います。