ようやく海釣りもひと段落したことだし、渓流釣りのほうも準備開始。
私は小さな渓流の釣り上がりでもドロッパーシステムのウェットフライを多用するのでラインは4番、そして樹木が被った場所でも振りやすいように7フィートのロッドをメインで使っている。ここのところメインで使ってきたのはマッキーズのアーティスト・ロングリフターLGF7034というモデル。7フィート、2ピースの3/4番指定ながら4番ラインも十分に扱えて非常に気に入っていたのだけど、だいぶ前不注意でティップを折ってしまったのだった。その時急遽代わりに買ったのがアキスコのエアーライトARGF704。
こちらも7フィートの2ピース、4番だけどロッドのパワーはロングリフターよりもやや弱い感じ。柔らかすぎて私には4番ラインでの遠投は難しい。ただ、私の場合渓流では10m以上キャストすることはまずないので問題なく使用できていた。
ただ気に入らないのがグリップ回りとストリッピングガイドの位置。グリップ回りはまあいいとして、ストリッピングガイドの位置がショートロッドにしては遠すぎるのだ。ショートロッドの場合、ロッドの短さを補うためストリッピングガイドをグリップに近づけてブランクをより有効に使うように設計されている場合が多い。
このロッドはストリッピングガイドが遠いのでどうもラインの乗りが悪く、キャスティングが気持ちよくない。それにキャスト後にロッドハンドの右手でラインをつかもうとすると一瞬遅れてしまい、フッキングミスしてしまうことも少なくない。
そんなこともあってロングリフターを復活させようと、以前修理を試みたのだった。修理は一応成功して無事復活。ここ数シーズンはその時の気分によってロングリフターとエアーライトを使い分けていた。
過去記事:ティップが折れたフライロッドを修理する
ただそのロングリフター、いつまた修理した箇所が折れるかわからないので、今シーズンはエアーライトをメインで使用すべく、思い切って改造してみることにした。グリップとリールシートも交換したいのだけど、まずはガイドの位置。
ネットで調べてみると、7フィートロッドの場合ストリッピングガイドの位置はティップから56インチ(142㎝)くらいが標準っぽいけど、このロッドの場合は52インチ(132㎝)の位置に付いており、グリップから10㎝くらい遠いことになる。
ただ56インチのところに付け替えようとすると、ガイド全体のバランスが崩れるのでスネークガイドも全部付け替えないといけなくなる。これは避けたいので参考にしたのが、ロングリフターの前にメインで使っていたケネディー・フィッシャーのGT-40、6フィート9インチというロッド。
このロッドは投げやすくてかなり気に入っているのだけど、ティップが強めでヤマメだとバレやすいのが難点。今でもたまに使うけど、ヤマメ狙いのときはちょっと使用をためらってしまう。このロッド、長さが違うけどバットエンドから54㎝のところにストリッピングガイドが付いている。
エアーライトでこの位置にストリップングガイドを付け替えると、もともとの場所にスネークガイドを追加すればガイドの位置バランスがいいのだ。ということでバットから54㎝、つまり7フィートロッドの場合ティップから63インチ(160㎝)のところにストリッピングガイドを移すことにする。
まずはコーティングごとラッピングスレッドをカッターで削ってストリッピングガイドを取っ払う。そこにスネークガイドを巻きとめるのだけど、そのためにパシフィックベイのラッピング用スレッド(赤)を準備。
タイイングスレッドでもいいかなと思ったけど、ちゃんと仕上げたかったのでやっぱり専用品を使うことにした。タイイングスレッドとの違いはかなり伸びが大きいこと。ガイドラッピングに必要な性能なのだろうか?
スネークガイドを巻きとめたところ。続いてストリップングガイド。
そして次にコーティング。今回もダイソーで買ったUVレジンでコーティングする。
しかし、、、仕上がりがイメージと全然違う。コーティングするとブランクが透けてオリジナルと同じようなダークレッドになると思っていたのに、このスレッドは透けないタイプだった模様。コーティングが雑なのは仕方ないにしても、かなり残念な仕上がりになってしまった。
続けてグリップとリールシートの交換もしようと思っていたのだけど、何だかやる気が萎えてしまった。とりあえず今シーズンはこのまま使ってみて、いい感じだったらもう一度ガイドを付け直したうえでやることにしよう。
それはともかく、これで一応狙い通りの場所にストリッピングガイドが付いた。上がケネディー・フィッシャーの6’9”。とりあえず実用上は問題ないと思うので、当面渓流はこのロッドをメインで使っていこうと思います。今シーズンはどんな魚に出会えるのか、乞うご期待!
まずはコーティングごとラッピングスレッドをカッターで削ってストリッピングガイドを取っ払う。そこにスネークガイドを巻きとめるのだけど、そのためにパシフィックベイのラッピング用スレッド(赤)を準備。
タイイングスレッドでもいいかなと思ったけど、ちゃんと仕上げたかったのでやっぱり専用品を使うことにした。タイイングスレッドとの違いはかなり伸びが大きいこと。ガイドラッピングに必要な性能なのだろうか?
スネークガイドを巻きとめたところ。続いてストリップングガイド。
そして次にコーティング。今回もダイソーで買ったUVレジンでコーティングする。
過去記事:折れたフライロッドを修理する:9フィート7番パックロッド編(後編)~UVコーティングにチャレンジ
ダイソーのクリアレジン(ハード)はやや粘度高めなので刷毛ではなく接着剤用のヘラで塗布した。前回度同様2回塗り。UVレジンは即硬化型なのですぐに完成した。
しかし、、、仕上がりがイメージと全然違う。コーティングするとブランクが透けてオリジナルと同じようなダークレッドになると思っていたのに、このスレッドは透けないタイプだった模様。コーティングが雑なのは仕方ないにしても、かなり残念な仕上がりになってしまった。
続けてグリップとリールシートの交換もしようと思っていたのだけど、何だかやる気が萎えてしまった。とりあえず今シーズンはこのまま使ってみて、いい感じだったらもう一度ガイドを付け直したうえでやることにしよう。
それはともかく、これで一応狙い通りの場所にストリッピングガイドが付いた。上がケネディー・フィッシャーの6’9”。とりあえず実用上は問題ないと思うので、当面渓流はこのロッドをメインで使っていこうと思います。今シーズンはどんな魚に出会えるのか、乞うご期待!