主にサクラマス狙いの本流フライフィッシングでは、下記の記事に書いているようなリーダーシステムを使ってそれなりに成果を上げてきた。
しかし、この記事を書いた2021シーズンでほぼ使い切った一番消耗が激しいウェットフライ用のフロロ2号を買い替えたところ、明らかにそれまでよりも細くなっているのに気付いたのだった。過去記事:横着者のリーダーシステム:本流サクラマス釣り編2021
ただ、細くなったとはいえ2号という太糸なのでそんなに影響はないだろうと臨んだ翌2022シーズン、さっそくサクラマスにドロッパーを引きちぎられることに。その時はラインの強度不足とは考えもせず、劣化によるものだろうと特に気にすることもなかった。
しかし昨年2023年にも再びドロッパーを引きちぎられる事態が発生。これでようやく2号フロロがこれまでよりも弱くなっていると実感。それ以降はそれまで幹糸に2回結びのタールノットで結んでいたのを、3回結びのタールノットに換えて事なきを得たのだった。
それからは切られることなくドロッパーでも数尾のサクラマスをランディング。そんなわけでこれで一件落着と思っていたのだが、今シーズンになってまたまた謎の魚にドロッパーを引きちぎられる事態が発生した。
これでさすがにこの2号フロロを大物釣りに使い続ける気がなくなって新しいシステムを模索することになった。使っているのはサンラインのベーシックFCといういわゆるバルクライン。まずはこの2号のフロロが細すぎるんじゃないだろうかと別のものを買ってみた。
買ったのはアマゾンで安かった東レのフリーダムというフロロカーボンの2号。320m巻きで1500円ほどと安かった。最近アマゾンは3500円以上でないと送料無料にならないので使いにくくなったが、これは別の出品者が送料無料で出していたのだ。
届いたところで早速簡易的な強度比較をしてみたのだが、意外にも太さはベーシックFC2号とほぼ同じ。肝心の強度はベーシックFCよりわずかに劣るというのが比較試験の結果。マジか。。。ということは以前使っていた2号が本来よりも太かったということか?
ということで次は別銘柄の2.5号を買ってみることに。通販では時間が掛かるので今度は近所の釣具屋で物色。本当はシーガーのフロロマイスターというのを試してみたかったのだが、置いてなかったので代わりにダイワのジャストロンフロロというのを買ってみた。
こちらは300mで1200円ほどとこのご時世にしてはめちゃくちゃ安かった。帰って早速手持ちのベーシックFC2.5号と比較してみると、、、案の定ジャストロンのほうが少し細い。感触としては昔使っていたベーシックFC2号に近い感じ。
おそらくジャストロンのほうが正しい太さで、昔のベーシックFCは基準より太かったんじゃないだろうか?手持ちの他の号数を確認したところ、上の写真で長さの下に価格が書いてあるのが古いロット。新しいロットから太さが見直されたんじゃないかと思う。
ということは本来のフロロ2号は、私がドロッパーに使う短いティペット用としては根本的に強度が足りてないんじゃないだろうか(結び方にもよると思うけど)。ということで今シーズンからはウェットフライ用のティペットとしては2号ではなく2.5号のフロロを使うことにする。
ストリーマー用のティペットとウェットフライ用の幹糸には、まだ昔の太めのベーシックFC2.5号があるので引き続きこれを使うとして、これがなくなり次第、本来の太さの3号フロロに切り替えようと思う。
まあ、安いバルクラインじゃなくてちゃんとしたハリス用のフロロを使えばまた話は違うのかもしれないけど、コスパを追求するのも私の釣りの重要なテーマの一つ。実際に試してみるのはこれからだけど、これで一件落着となってほしいところ。
ということでこれは確定ではなくまだ(仮)の状態。バラすのは仕方ないにしても、糸の太さなど全く気にしていないと思われるサクラマス相手にラインブレイクはこれ以上避けたいものだけど、果たしてどうなることやら。。。