2025年7月16日(水)、この日はデリーのIGI空港で朝を迎えた。
寒すぎることはなかったものの、やはりイスに座ったままゆっくり眠れるわけはなく、何度も姿勢を変えながらひたすらやり過ごした。それにも耐えられなくなった4時前に行動開始。空港の外に出るとムッとした空気だが、時間が時間だけに暑すぎることはない。着ていたウィンドシャツと長袖シャツを脱いでメトロ駅に向かう。外は結構な雨が降っているが、何となく日が昇る頃には止んでいるんじゃないかという気がした。
4時半にチケットカウンターが開き、4:50始発電車がやって来た。ニューデリーまでは60ルピー。30分ほどで到着。
今日はこのまま鉄道でアムリトサルに向かうつもりなのだが、まだ時間があることだし一旦外に出てチャイでも1杯、と思っていたところ、人の流れに着いて歩いているとイエローラインへの乗り換え改札を出てしまう。
まあいいかとそのままメトロで鉄道の乗車駅、サウスデリーのハズラットニザムディン駅方面に行くことに。イエローラインからヴァイオレットラインと乗り継いでJLNスタディアム駅で降りた。6:15着、ニューデリーからは30ルピー。
駅を出るとそこはデリーらしからぬ閑散とした雰囲気。こちらは雨が降った痕跡はない。それでもチャイや軽食の屋台がどこにでもあるのがインドのいいところ。
座って飲めそうな店を見つけてまずはチャイを1杯。
ここはシナモンが効いたうまいチャイが10ルピーだった。
ここからニザムディン駅方面に歩いていくと、やがて白いムスリム装束の人たちでごった返すエリアにたどり着いた。大きなモスクがある模様。
そんな一画で、すでに開いている店を見つけて朝食にする。ビーフかチキンかと聞かれたが、聞いてみるとサブジもあると言うのでサブジを頼んだ。
個人的に朝食としては理想的なサブジとタンドーリロティのコンボ。ロティ2枚で52ルピーのところ、50ルピーに負けてくれた。
さて、さらに歩いて7時半頃ニザムディン駅に到着。今日の列車は大分前に日本で予約しておいた、10:01発20:10アムリトサル着の便。お昼を跨ぐので昼食を買っておきたいところだが、たどり着いたニザムディン駅の西側にはお店の類は全然見当たらない。
試しに反対側に行ってみると、そちらはラージャスタン方面へのバスターミナルがあるサラーイカレカーンのメトロ駅が隣接する混雑したエリア。外国人が泊まれるかどうかはわからないが、ホテルだらけのエリアだった。
そこでチャイをもう1杯。ここは普通のチャイに15ルピーも取られた。
もうしばらく歩き回っていると、お目当てのビリヤニ屋があったので買っておく。チキンビリヤニのハーフが120ルピー。
さらに時間を潰してようやくやって来た列車に乗り込む。この列車、遥かムンバイからやって来るのでかなり遅れるんじゃないかと危惧していたのだが、意外にも時間通りに到着。
定刻より数分遅れの10:05ニザムディン駅を出発した。アムリトサルまではSLクラスで345ルピーに、いろんな手数料が加算されて378.3ルピー、約650円。
最初はかなり混雑していて私のスペースも徐々に侵食されていったが、デリー市街を出てソニパット(Sonipat)を過ぎる頃からは空いてきて快適になった。席はサイド上段だが、下段の寝台でゆっくり寝転ぶことができた。
お昼を回ったところで昼食にする。小さなお皿を2枚付けてくれたが、こぼしそうなので袋のまま食べた。特別うまいわけではないものの、意外とちゃんとしたビリヤニで満足度高め。
その後は長距離列車だけに降ったり晴れたりの中を進み、いい加減飽きてきた21:00、50分遅れでアムリトサル・ジャンクション駅に到着。522kmの距離で50分遅れならまあ健闘したほうか。
外は、今は止んでいるが結構な雨が降った様子。水たまりが多くてすぐにサンダルがびしょびしょになる。
ホテルは昨年泊まったMannat GHに行こうと思っていたのだが、閉まっているように見えた(後で見ると開いていた)ので昨年断られた隣のHotel Nasionalにダメ元で行ってみた。すると案の定ダメだったが、近くの別のホテルに案内された。
表通りからはわからない、狭い路地を入ったところにあるShri Ram Lalla GHというホテル。窓無しの狭いダブルが600ルピーでディスカウント不可。今いちだけどもう遅いし面倒なのでここに決めた。バス・トイレ付きでwifiもあるのでMannatよりもちょっとはマシか。
wifiは隣のBlessing Hotelというちゃんとしたホテルの電波を勝手に使っているだけのようだが。。。夕食は、こちらも面倒なので駅前に並んでいる食堂で済ませる。適当な店に入ってベジターリを頼んだところ、出てきたのは昨年も食べた偽クルチャ(クルチャに似せたアルーパラタ)。
文句を言おうかと思ったが、もう面倒なので大人しく食べた。味は可もなく不可もなく。パラタ2枚で100ルピーはまあ納得。部屋に戻ると、洗っても乾きそうにないので洗濯は省略し、水浴びだけ済ませてこの日は終了。