2025年7月17日(木)、この日はインド・パンジャブ州のアムリトサルで朝を迎えた。
泊まっているShri Ram Lalla GH、ファンの風量調節ができず、しかもうるさいのが難点なのだが、幸いそれ程暑くないのでファンを止めて寝たところ、疲れていたこともあってまあまあ快適に眠ることができた。7時過ぎに起床。今日はもうパキスタンに入るつもりなので、荷物を纏めて8:15ホテルをチェックアウト。バスターミナルに向かう。
昨夜も雨が降ったようで、巨大な水たまりが行く手を阻む。
あまりお腹が減ってないので朝食はチャイだけにしておく。
ここは1杯15ルピーだったが、量が多いので納得。濃くてうまいチャイだった。
8:53バスターミナルに到着。
23番乗り場で国境の町アタリ行きに乗り込む。
9:10バスターミナルを出発。去年より少し時間を遅らせたので車内はそれ程混雑しておらず、ゆったり座ることができた。アムリトサルからアタリまでは5ルピー値上げされて45ルピー。
1時間ほど走って10:12アタリに到着。ここから国境までは2kmほどなので歩こうかと思っていたのだが、乗り合いのオートが20ルピーで行くというので乗り込んだ。
10:20ワガボーダーに到着。しかしここで驚愕の事実が判明。何と、ちょっと前にあったカシミールでの紛争によりこの国境は封鎖され、パキスタン人以外の通過はできないと!地元の人も、モディのせいで商売上がったりだと文句を言っていたが、そんな大事な事もっと早く教えてくれよなあ。。。
すぐに和平が成立したので、てっきり元通りに戻っていると思っていたのだが。。。パキスタンのビザはあるので空路なら行けるが、仲の悪い印パ間にフライトはなく、中東を経由することになる。そこまでして行く気はないので、今回は諦めるしかない。
かと言って、いくらインド好きの私でも今さら1ヶ月半もインドで過ごすのはなあ。。。テンションダダ下がりの中、仕方ないのでとりあえずアムリトサルにとんぼ返り。帰りは別のオートで一人だったけど、アタリまで30ルピーで行ってくれた。
アタリでバスに乗り換えてアムリトサルに戻る。今後の身の振り方を考えながらバスに揺られていると、大雨が降り出してたちまち道路が冠水。これは何かの罰ゲームか?
幸いアムリトサルに着く頃には止んでくれて、再びShri Ram Lalla GHにチェックイン。昨日と同じ部屋だが一応シーツは替えてくれた。時刻はちょうどお昼、こうなったらインドにいるしかないので昼食がてらSIMカードでも買いに行くか。
またすぐに晴れてきたこの時期のアムリトサル。昼食は途中のPehalwan Da Dhabaという食堂に入った。
パキスタンに行ったらあれを食べようこれを食べようとウキウキしていた矢先、メニューを見ると同じようなパンジャブ料理でも値段が2〜3倍くらいするので気分が萎える。
ノンベジには手が出ずベジターリ110ルピーを選択。ミックスベジに黒っぽいダル、アチャールにサラダとどれも味がはっきりしていてうまかったが、さあパキスタン料理を堪能しようと意気込んでいたところだっただけに微妙な気分。
ただ、こうなってしまった以上ケチケチせずに、せっかくなのでこちらのローカルフードを満喫すべきだったな。食後の口直しはフェンネルシードではなくブラウンシュガーが出てきた。
さて、お腹が膨れたところでAirtel Storeに向かう。ゲートを潜って旧市街へ。Airtel Storeで聞いてみると、やはりここでは外国人は買えず、電話で呼んでもらった闇業者みたいな人にバイクで連れて行かれることに。
私はもちろん覚えているが、この人(写真右の人)も次第に私のことを思い出したようで歓迎してくれた。昨年はなかなか開通せずにかなり苦労していたが、今回は割とすんなり開通した。1日1GB、28日有効のプランが700ルピーと悪くない値段。
後で去年のブログを見てみると同じプランを600ルピーに値切っていたけど、今回はフルで使うことになりそうなのでまあいいだろう。その後はちょうど1年前に買ってそろそろいつ壊れてもおかしくなさそうな私の旅の必需品、コイルヒーターを買っておこうとバザールを彷徨い歩く。
5軒目くらいでようやく見つかって無事ゲット、80ルピー。部屋に戻って水浴びと洗濯を済ませ、19時前に夕食へ。
昼と同じPehalwan Da Dhabaに行き、チキンコルマを食べようと思ったけどないとのことでチキンマサラを注文。トマトが効いた濃厚なチキンカレーは実にうまい。ただ、これが200ルピーはやっぱり高いなあ。。。
それはさておき今後だが、今回は帰りの便もデリー発。そうなるとやはり北インド。一昨年道路が不通で断念したラダック方面にでも行ってみるか。ただ時期的には前回と同じ雨季の真っ只中。果たしてたどり着けるのか?あてどもない流浪の旅が始まりそうな予感。。。