2025年7月29日火曜日

スリナガル3日目~カシミール・ラダック旅行2025(8日目)

 2025年7月22日(火)、スリナガル3日目、昨夜雨が降ったおかげで涼しい朝となった。

蚊取り線香が燃え尽きた明け方は毛布を被って快適に眠ることができた。7時頃起床、7時半頃朝食に出掛ける。


今朝も曇っていて、今にも雨が降り出しそうな雰囲気に、今日は運河を挟んで向かい側にある近場のバザールエリアに直行。


その一画で売っているロールを買ってみた。1個20ルピー。


近くの屋台でチャイとともに朝食とした。ロールの中身はチリが入ったクリームチーズにじゃがいもとチャナ豆のペースト。味はまあまあ。チャイはこの辺り、基本的に15ルピーのよう。雨が降り出したので足早に部屋に戻った。


9:40頃雨が止んだところで散策に出掛ける。


まずは明日の移動に備えてチケットを買っておこうとバススタンドへ。いろんな人に聞いたところ、ラダック行きのバスは乗客が少ないため不定期運行だとか、バスはなくシェアタクシーのみだとか言っていたが、聞いてみるとスリナガルからラダック行きの便は1日1便はあるようだ。


ただしチケットはラダックからのバスが到着する12時頃に直接運転手から買うシステムのよう。昼過ぎに出直すことにする。近くの屋台で一服、15ルピー。


さて、今日もオールドシティーを散策。


昨日やって来たMasjid Dastgeer Sahibを通り越してさらに北に進む。歩いていると段々晴れ間も出てきた。


先ず目に付いたのはKhanqah Naqshband Sahibという木造の美しいモスク。


ここはやたらとハトが多くて、


重なり合うようにエサを奪い合っていた。


内部の写真も撮っていいと言われたが、改装工事中で全く見応えなし。


続いて目に入ってくるのがスリナガルのジャマーマスジット、Jamia Masjid Srinagar。


4つの塔を持つ巨大なモスク。


カシミール様式だが、度重なる焼失で現在はレンガ造りとなっている。


内部の広大な礼拝場。柱はヒマラヤ杉で出来ているとのこと。


モスクの周りは門前町のようになっている。


ここから進路を南西方向に変える。


賑やかなバザールを期待していたのだけど、


賑わいはもう一つ。


ただ、木材とレンガを組み合わせた渋い造りの建物が連なり、


歩き応えはあった。


さらに進むと現れるのが、


スリナガルで一番美しいと言われているShah E Hamdan R.H Mosque。内部は壮麗な装飾やシャンデリアに彩られているが、残念ながら撮影禁止。


さて、途中の屋台でチャイ休憩を挟み、


新市街方面に戻りつつ昼食を物色。


昨日の夕食時は閉店準備中で断られたBismillah Restaurantに入ってみた。ここも昨日のBaghdadi Fast Food同様ワズワン料理を単品で食べることができる店。見せてもらうとリシュタ、グシュタバの他、シャミカバブがあったのでそれを選択。


シャミカバブ(シャミケバブ)は挽肉を平たく固めたハンバーグのようなもの。これはマトンではなくビーフとのこと。いつものデミグラス風だが、ここのはスープが薄くてちょっと今いち。値段も130ルピーとやや高め。


さて、帰りに改めてバススタンドへ。13時前に行ってところ、運転手がシャワーを浴びているのでしばらく待て、と言われてしばらく待たされたが、


戻ってきた運転手からバスの車中でチケットを購入。運転手はチベット系のラダック人のよう。次に向かうカルギルまでは450ルピー。席が選べたので窓際の席を確保。スリナガルからラダック方面に行くチケットを買う場合は13時過ぎにバススタンド行くのがよさそう。


その後はダルゲートのバザールエリアで買い物。


これはダル湖で捕れた魚?


おやつにいもの天ぷらを購入。右下のやつ。一袋20ルピー。


さらに食後のデザートに今日もモモを買っておく。小ぶりのモモが500g25ルピーのところ、5ルピーのお釣りがなかったようで30ルピー分購入。


部屋に戻って水浴びと洗濯を済ませると、コーヒーを淹れていもの天ぷらでおやつタイム。さつまいもかと思ったら、塩っぱい味付けのじゃがいもだった。衣付きのモッサリとしたポテトチップ。


そして、せっかくハウスボートに泊まっているので釣り。部屋の目の前が運河なので、座ったままで窓からお座敷フィッシング!ダル湖周辺では至る所に釣り人がいて、釣れているのを見た試しはないけどそこそこ釣れるんだろう。見ているとさつまいものようなものやアタ粉(全粒粉)を練ったものなどをエサにしているよう。


昨年の経験から、パキスタン北部でのマス釣りはルースニングメインでやろうと発泡スチロールボールでマーカーを作ってきている。ビーズヘッドニンフをオモリ代わりに、14番くらいのソフトハックルに昨日残しておいたカシミーリブレッドをエサにして投入!するとすぐに反応はあるが、フッキングが難しい。しばらくしてようやくヒットしたのは、


ミニサイズのフナのような魚!


続いてサイズアップして10cmクラスの良型!その後もピクピク動くマーカーにドキドキしながら魚との駆け引きを楽しんだ。


こうして夕マヅメのひと時を満喫し、最後に再びミニサイズが釣れたところで納竿。1時間で6、7匹とまずまずの釣果で大満足。あ〜楽しかった。さて、そろそろ夕食にしよう。


今日の夕食はビリヤニを食べることにして、Dum Biryani Walaという店に入ってみた。するとハイデラバディかムラディバディかと聞かれ、スパイシーではないほうのムラディバディを選択。


出てきたのは激ウマとまではいかないけど、あっさり系のまあまあうまいビリヤニ。個人的にはもう少しオイリーなほうが好みだが。ハーフプレートは若干物足りないサイズだったけど、値段は80ルピーと良心的で満足度は高め。


この手のビリヤニは今やインドの都市部ならどこでも食べられるので、できればカシミーリプラオを食べたかったところだけど、ハレの日の料理のためか通常メニューで提供しているところが見つからなかったのが残念。それはさておき、部屋に戻ってデザートにモモを食べて充実した一日を締め括った。