2025年7月21日(月)、この日は北インド・カシミール地方のスリナガルで朝を迎えた。
隙間だらけのハウスボートのNew Happy Lodge、案の定夜になると大量発生した蚊は貰った蚊取り線香で何とか抑えることができたものの、明け方蚊取り線香が燃え尽きると蚊の猛攻が始まって寝ていられなくなった。押すだけベープを一吹きし、布に包まってようやく朝を迎えることができたのだった。7時頃起き出して7時半頃朝食に出掛ける。
運河を渡ってメインストリートへ。
ひとしきり歩き回ってみたけど惹かれるものがなく、昨日見つけたメインストリート奥のバザールに行ってみると、
ナンやロティを売っている店があった。小さめのナンかと思ったのはカシミーリブレッドとのこと。2個で十分だが、3個20ルピーが最小単位みたい。
店先に吊るされたラム。
軽食屋でチャイを注文して朝食にする。期待のカシミーリブレッド、出来合いで冷めているので特にうまいものではなかった。できれば出来立てを工房で買って、アツアツなのを食べてみたいところ。チャイは15ルピー。
どうも昨日辺りから風邪気味で鼻水が止まらない。今日は宿を替えようと思っていたけど面倒になり、少なくとも昼間の明るいうちは居心地がいいここNew Happy Lodgeでもう1泊することにして、今日は休養に充てようと部屋でダラダラ過ごした。
12時頃昼食に出掛ける。再び旧市街方面へ。
このMasjid Dastgeer Sahibというモスクの辺りが旧市街の中心っぽい。
東洋的な建築様式が特徴のカシミールのモスク。ここの向かいに好みの雰囲気の小さなローカル食堂がいくつか固まっていた。適当にその中のBaghdadi Fast Foodというところに入ってみた。
聞いてみるとビリヤニかライスか聞かれてライスを選択。おかずはリシュタとグシュタバがあるという。見せてもらうとどちらもマトンの肉団子煮込みだが、リシュタ(Rista)はデミグラスソース風、グシュタバ(Goshtaba)はヨーグルトベースのよう。
最近デミグラスが続いているので今日はヨーグルト系のグシュタバを選択。先日ジャンムーで食べたヤクニ同様、ヨーグルトの酸味にさわやか系スパイスが効いてさっぱりとした味わい。意外と暑い、というかかなり暑い今日のスリナガルの昼食としてはいい選択だった。これで100ルピーと値段も非常に良心的。
インドにしては交通量が少なくて歩きやすいスリナガルだが、それに比例しているわけではないだろうけどチャイの屋台も少ない印象。ようやく見つけた屋台で一服して(15ルピー)部屋に戻った。
午後も引き続き部屋でダラダラ。今日は履きっぱなしだったズボンも洗濯しておいた。
18:40頃夕食へ。夕方から曇ってきたスリナガル、遠くで雷がゴロゴロ鳴っているけど大丈夫だろうか?
大鍋いっぱいの巨大なプーリを揚げる店。
さすがに1枚だとデカすぎるのだろう、千切って量り売りしているみたい。
ぶらぶら歩き回った末、結局昼間と同じBaghdadi Fast Foodに入った。ただ夜の部はケバブがメインのようで、ご飯系はリシュタしかないという。肉団子が続くがまあいいだろう。
肉団子のデミグラスソース煮込み。カシミーリ料理は意外と味のバリエーションが少ないのかもしれない。うまいからまあいいけど。これで100ルピーなので満足は高い。
さて帰り道、案の定雨が降り始めたと思ったら瞬く間に土砂降りに。軒下に退避してやり過ごす。幸い20分くらいで治まってくれたが、所々道路が冠水していて足元はびしょびしょ。
這々の体で部屋に戻り、昨日買ったモモの残りを食べてこの日は終了。昼間に蚊取り線香(30ルピー)を買っておいたが、残念ながら燃焼時間8時間のものしかなかった。明け方もう1本点けることになりそう。