2019年1月23日水曜日

ダホン・ボードウォークのチェーンリングを交換、低速化する

ダホンの折りたたみ自転車、ボードウォークの標準のフロントギアは52Tだけど、私が中古で入手したものは前の持ち主により56Tに交換されたものだった。
敢えて中古品を購入したのは値段が安かったのが一番の理由ではあったけど、こういう改造がなされていることも高ポイントだったからだった。

キャンプツーリング仕様のダホン・ボードウォーク

ダホン・ボードウォークは7段変速で、リアのスプロケットは12-32Tとなっている。基本的に折り畳み自転車を改造したい人は高速化したいことが多いようで、簡単な方法としてはフロントのチェーンリングを大きなものに替えることになるのだろう。

そういう私も、自転車というとここ10年くらいはママチャリ的な乗り方をする安いミニベロに乗っていて、単純な走行性能としては若干不満があったのも確か。購入前にネットでいろいろと調べているうち、ツーリングするなら変速が多いほうがいい、フロントギアは大きいほうがいい、と思うようになっていたのだった。。。



そんなわけで、走行性能を期待してフロントのチェーンリングが52Tから56Tに交換されたダホンのボードウォークを入手。早速走り回ってみた。当初は、ツーリングでは30km/hくらいで巡行するのが普通なのかと思って頑張って7速に入れて走ってみたりもしていた。ところが、私がやりたかったキャンプツーリングを実際に始めてみると、それは想像とは全く違ってものだった。

参考記事:折りたたみ自転車で巡る近場の旅~DAHONボードウォーク準備編

現代の自転車でのキャンプツーリングは、「バイクパッキング」と呼ばれるスタイルが主流になっている模様。これは、ウルトラライト・ハイキングの手法を応用したツーリングで、ロードバイクやマウンテンバイクの走行性能を犠牲にすることなくマルチデイ・ツーリングを楽しむための手法のように思える。

ただ、図書館で本を読んでみる限り、国内で紹介されているバイクパッキングは、水や食料などの重たいものは基本的に現地調達。整備されたキャンプ場に泊まるのが前提のよう。それを否定するつもりはないけど、私がやりたいのは、できるだけお金を掛けず、気ままに放浪するような旅。

そうしてリアキャリアにバックパックを積んで旅する手法を模索しているのだけど、実際にやり始めてわかったのは、おそらく15~20㎏くらいある荷物を積んで走るのは空身で走るのとは全く違うということ。

ただでさえ頑張らないといけない7速など、到底使えるわけもなく、6速すらまず使わない状況。上り坂に差し掛かると、1速でも重くて、自転車を降りて押して歩くこともあった。もう1段軽いギアが欲しい。。。そんなわけで、高速化よりもむしろ、低速化の改造をしたくなっていたのだった。

私が入手した自転車についていたのは、JNPというメーカーの中国製のクランクセットだった。調べてみると、アマゾンでも販売されている人気商品のよう。チェーンリングのラインナップも45Tから58Tまである。これだったらチェーンリングだけを交換すればよさそうなので、自転車の改造など初心者の私でも、できそう、そう思って検討を開始した。

45T、47T、53Tとあるうち、検討したのは45Tと47Tどちらにするか。汎用性を考えると45Tのほうが1速から7速まで無駄なく使えそうだけど、47Tだと現状の56T仕様から7速の代わりに1速の下にもう一つギアを加えるようなギア比になるので違和感なく走れそう。

ギア比の比較

ギア比を計算したりして検討していたのだけど、答えは簡単だった。欲しかったシルバーの45Tは在庫切れで47Tしか選べなかったのだ。というわけで47Tのクランクセットを注文(チェーンリング単体では47Tも在庫切れだった)。届いたところでさっそく交換してみた。

交換前の56Tフロントギア

交換前にチェーンやギアをパーツクリーナーで軽く洗浄。交換作業はチェーンを落としてボルトを外してチェーンリングを入れ替えるだけ。クランクセットの交換は私には難しそうだけど、これは非常に簡単にできた。大径フロントギアに比べると少し見た目の迫力がなくなったくらいで大きな変化はなし。

47Tに変更した状態

とりあえず近所を走り回ってみたけど、変速も問題なく、非常に快適。キャンプツーリングではこのセッティングでも7速は使いそうにないけど、空身で飛ばしたいときには必要十分な感じ。ブルホーン化と低速化で一応考えていた改造は完了。キャンプツーリングに行くのはまだ先になりそうだけど、一層楽しみになってきた。

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